【村上春樹】アフターダーク
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/09/16
- メディア: ペーパーバック
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「現代社会の闇と希望」みたいな感想が一般的であろう。
・著者の意図は分からないが、私としては、リアルとバーチャルについて考えさせられた。
・リアルであることは、コストがかかる。このコストを飛び越えるためにバーチャルがうまれた面もある。
・バーチャルでは、リアル特有で感じられるものが感じられないところがある。そもそも人間の思考はバーチャルだ。どこまでも行ける。ただし、それだけでは実感できないこともある。
・一方で行動を思考に戻すことも必要である。
・優劣の問題ではない。関係性の問題である。
・それは社会にも適用できる。社会は実体社会と仮想社会で構成される。そしてそれらは人によって構成される
・これらについての依存関係や浸食度合を考えさせられる一冊であった