記憶の備忘録

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【大前研一】最強国家ニッポンの設計図

最強国家ニッポンの設計図

最強国家ニッポンの設計図

我々の世代は、我々よりも上の世代が享受してきたであろう「利益」を、産まれてから享受した経験がない。
日本という社会全体が同じように「利益」を享受することはこの先ないのかもしれない。
だから、個として生き残るしかない。

古い考え方なのかもしれないが、ただ、私はやはり日本が好きだ。だから国家としての日本があって欲しいと思う。

この本は、日本という国家をどのようにすればよいか、私が個人としてどのような貢献をすべきか、そのために何をすべきかということを考えることについてのひとつの重要な参考書となるであろう。

最近思うのだが、一般的に「優秀だ」と言われている人でも国家としての日本の状況や課題をほとんど認識していないし、認識しようとも思っていない。いわんやその課題を自分の力で解決したいとは全く思っていない状況である。

自分も「優秀」ではないが同類だ。
この状況をなんとか打破し、自分の思考の幅を広げ、国家に対して貢献してきたいと改めて感じた。